ベルモール北側交差点の近くにちょっと前まで "宮っぽ" っていう、ラーメンとステーキを出す、すてきじゃない店があった。
ラーメン部に関係ないまったくの個人活動で 1度だけ行ったことがあるが、どーにもふふ〜んな感じだった。
そこはそれ、かつての宮グループを作った男ですから、サクッと顔を挿げ替えるわけです。
その名も "とんこつらーめん 天匠"
宮の創始者ですから期待せずに調査開始。
ちなみに今回もラーメン部の非公式活動です。

まず入店してすぐに異変。
「5名様ですか?」と。
エキゾチックな顔つきの店員さんが訊くわけですよ。

いや、4名なのだが。。。

誰ぞ水子とか生霊とか背負ってるのかい?

宮っぽの時は外国人のお兄ちゃんがフロアを担当してたけど、今回もエキゾチックな顔だなぁと思いつつ奥の角のテーブル席へ。
店内は改装してないね、たぶん。
壁に掛けてるものを変えたぐらいかな。あとは厨房。まぁ厨房は肉関係の物を取っ払えばいいわけで、金掛けてないですな。

メニューはとんこつ中心に、ノーマルの 「白の匠」、マー油 (だと思う) を入れた 「黒の匠」、ちょっぴり辛い 「赤の匠」があり、それぞれにチャーシューを増量した 「肉多め」 がある。

しかしここで謎の 「中華そば」 ですよ。

とんこつラーメンの店で、しかも屋号に "匠" の文字まで使っているのに、しれーっと中華そばが混じってるわけですよ。
ここら辺が宮クオリティーでしょうか。捨てられない性格と言いますか、余計なことする性格と言いますか。
きっちり割り切ってとんこつラーメンに徹してほしいんですがね。

白の匠 ノーマル

"白の匠" のノーマル バージョンに "バラ海苔" をトッピング。
薄い薄い豚骨スープはきっと豚骨嫌いな貴方の心を掴んで離さないことでしょう。

白の匠 肉多め

これは "白の匠 肉多め" にバラ海苔をトッピング。そして餃子と半チャーハンが付く "C セット" を注文。

半チャーハン

半チャーハンはまぁまぁですね。器は少し大きめなお茶碗です。

セットの餃子C セットに付く餃子 (3個) です。
これはヤッちゃいましたね。
安っぽい器に安っぽい餃子が 3個、安っぽくゴロ〜ンと転がってます。
味はいわゆる、醤油を使わないとダメな系統。塩をケチってるわけです。

黒の匠

黒の匠のノーマル バージョンです。白の匠にマー油ってところか?
宮のやることですからマー油に任せ、スープを薄めにしてたりして。

赤の匠、肉多め

赤の匠の肉多めです。
激辛ではありません。少し汗をかくぐらいでしたね。
こいつは実際にオイラが注文しましたが、とんこつラーメンと言うほどこってりしておらず、やはり薄めのスープでした。

チャーシュー丼

単品で注文したチャーシュー丼です。
天匠の Web サイトに載ってるメニューは ハーフ チャーシュー丼ですが、店舗のメニューはフルサイズで、値段も若干高めです。
それなのに白いご飯が目立つほどに肉が少ないです。
もっとチャーシューを薄く切っても良いのでご飯を覆ってほしいところ。
味はまぁまぁです。
他のお店でも同じなのですが、チャーシュー丼ってんだから、もう少しご飯にタレを掛けてくれるとうれしいんですがね。まったくの白いご飯じゃ悲しいです。

さて、前回の宮っぽは 「ショッピングモールにあるフードコートのようなコンセプト」 だったわけですが、目と鼻の先に自ら経営するベルモールがあるにも関わらずベルモールのフードコートに出店せず、ちょっと離れた場所にフードコート レベルのラーメンを普通の値段で出して失敗。
今回の天匠は 「とんこつラーメンの風神社中とか風の杜が売れてるよねー。とんこつラーメンってブームなんだよ。じゃぁとんこつラーメンの店、やっちゃおうか」 が出店のきっかけらしいです。(情報筋)

いや、ブームでもないし。。。
それに、かつて経営していて他社に買い取られた風神社中を、自らが経営するベルモールのテナントに迎え入れ、かつての風神社中が営業していた店舗跡地にある風の杜をマネた店をベルモールの外に出す。
つまりベルモールにとって風神社中はドル箱の一つなので、風神社中を追い出して身内が経営するラーメン屋を入れてもグループとしての収入が減るだけってことを考えての行動なんでしょうかね。
ちょっと考え方がチープな気がします。

だってワンマンだから。(情報筋)