MONSTER が居ます。
MONSTER はとても怖いです。
MONSTER は時と場所を選ばず、自分の本能や欲を満たす行動をいきなり起こします。
だから MONSTER はとっても怖いです。

MONSTER は自分に都合のよい独自の判断をします。
MONSTER は独自の思考回路と独自の世界観を持っていて、他人が予想しない反応をします。
MONSTER はコレと思ってしまったら (コレとはほぼ 100% MONSTER 自身に都合の良いイメージ)、とことん無茶押しします。
だから MONSTER は自分の非を他人からどんなに親切にやさしく善意で教えてもらっても、その 「非」 を全力で否定し、相手を攻撃します。 (当然です。 それをはなから 「非」 と思っていないのですから。 何やら自分を否定されたと考えてしまうのでしょう)
それは個人攻撃ではありません。 相手の人格を否定する攻撃ではありません。 親切な人が教えてくれた 「うまい方法」 に対して攻撃したりします。 つまり、「私は正しい。 だからあなたが言っている方法は間違っている」 という感じですね。 (稀に特定の人物たちには人格否定攻撃を行いますが)
「省みる」 いう行為を一切行いません。
いや、一応思考ロジックの中に 「省みる」 というラベルの付いた工程があるのかもしれませんが、その工程の戻り値は必ず 「考えてみたが、やっぱり自分がおかしいとは思えない。仮に一万歩譲って自分の行動した結果が間違っているとすれば、それは自分が悪いのではなく環境に問題があるのではないだろうか。うん、その確立が高いな。」 になります。

こういう判断結果が出てしまったので、以降はこの 「自分以外の何かが悪い」 という結果に基づいた肉付け工程に移り、 「諭してくれた人の指摘方法が悪い」 や 「環境が悪い」 という最終結果が出力されるのです。

驚くべきことに、他人からの指摘というインプットに対して、最初のアウトプットが上記です。 しかも瞬間的にそれが出てきます。
つまり思考過程において少しは省みているかもしれませんが、周りの人は一切それを感じ取れず、「自分が悪いんじゃないと思う」 という反応しか見ることができないって点。


私はこれを MONSTER の "WORLD" と呼んでいます。
私は MONSTER と一定の距離を保ち、この WORLD を俯瞰で見られる位置に自分を置いています。
MONSTER にもメンツもあるでしょうから (メンツの塊だとも言えるが)、それを尊重する空気を作り出し、自由に WORLD を発現させられるようにしてあげています。
WORLD の発現を連発した結果がどうなるか、周りの人には見えています。
MONSTER もやがて気づいてくれると思っています。
気づいたときの結果がどうなるかはわかりません。
でも MONSTER は今までもずっとあちらこちらで WORLD 発現を連発してきたため、あちらこちらと小さな世界を渡り歩かされて今に至っているのです。
それに気づいてほしいものです。