おもわずマイクロソフトのコミュニティに投稿しちゃった事案でもあります。
よくある 「〇〇を〇〇したいというわけですね」 てきなやつ。
ようやくマイクロソフトからも復旧方法がアナウンスされた。
Windows devices may fail to boot after installing October 10 version of KB4041676 or KB4041691 that contained a publishing issue
どうやら症状に応じて 3つの選択肢に分かれるみたいですが、うちの場合は 3つ目に書いてあるケースが該当した。
WSUS で Windows Update を管理している環境 (主に法人でしょう) において発生する現象とのこと。
マイクロソフトの Windows Update サービスからだと発生しない。
[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[コマンド プロンプト] をクリックする。
このマシンは BitLocker で C ドライブを暗号化していたので、ここで BitLocker の回復キーを入力する。
コマンド プロンプトが起動する。
以下のコマンドを打って [Enter] キー。
dism コマンドを使い、保留状態になっているパッケージを削除する操作。
次のコマンドでパッケージの一覧を表示させる。
最後の 3つぐらい、「状態 : インストールの保留中」 となっているものがあったので、これらのパッケージを削除する。
「状態 : インストールの保留中」 のパッケージ分だけ繰り返し、最後にコマンド プロンプトを閉じる。
「オプションの選択」 画面になるので [続行] をクリック。
Windows ロゴが表示され、その下にクルクルが表示される。
しばらく待たされるのですごく心配になる。
画面が真っ暗になる。 (さらに心配になる)
クルクルのマウス ポインターが表示され、安心する。
ブルーの背景になる。 (またしても心配になる)
「更新プログラムを構成しています」 が表示され、安心する。
なかなか待たされる。
「再起動しています」 との表示だが、なかなか再起動してくれない。
再び 「更新プログラムを構成しています」 になる。
しばらく待って 100% の表示になる。
ログオン画面が表示される。
めでたく復旧。
具体的には、
すでに累積更新プログラムはマイクロソフトによって 「期限切れ」 とされているため、WSUS の同期を行えば配信が停止される。
よくある 「〇〇を〇〇したいというわけですね」 てきなやつ。
ようやくマイクロソフトからも復旧方法がアナウンスされた。
Windows devices may fail to boot after installing October 10 version of KB4041676 or KB4041691 that contained a publishing issue
どうやら症状に応じて 3つの選択肢に分かれるみたいですが、うちの場合は 3つ目に書いてあるケースが該当した。
WSUS で Windows Update を管理している環境 (主に法人でしょう) において発生する現象とのこと。
マイクロソフトの Windows Update サービスからだと発生しない。
- Windows 10 (Ver. 1703 および Ver. 1607) と Windows Server 2016 用の 2017年10月10日配信 セキュリティ更新プログラムを適用
- 再起動をすると Windows が起動できない。
- ついにはブルースクリーンが出る。
- そんで自動的に再起動して自動復旧画面が表示される。
- アップデート前の復元ポイントから復旧しようとしても、待たされた挙句にエラーで復旧不可能。
まずは復旧させます
自動修復画面で [詳細オプション] をクリックする。[トラブルシューティング]→[詳細オプション]→[コマンド プロンプト] をクリックする。
このマシンは BitLocker で C ドライブを暗号化していたので、ここで BitLocker の回復キーを入力する。
コマンド プロンプトが起動する。
以下のコマンドを打って [Enter] キー。
reg load hklm\temp c:\windows\system32\config\software
reg delete “HKLM\temp\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Component Based Servicing\SessionsPending” /v Exclusive該当するキーがなければエラーが表示されるだけなので大丈夫。
reg unload HKLM\tempここからが本番
dism コマンドを使い、保留状態になっているパッケージを削除する操作。
次のコマンドでパッケージの一覧を表示させる。
dism.exe /image:c:\ /get-packages警告なんかも表示されながら、ずらずらっと結果が表示される。
最後の 3つぐらい、「状態 : インストールの保留中」 となっているものがあったので、これらのパッケージを削除する。
dism.exe /image:c:\ /remove-package /packagename:<package name><package name> の部分は先ほど出力されたリストの 「パッケージ ID」 の値を当てはめるのだけれど、先ほどの出力結果をマウスで範囲選択してコピペすれば楽に処理できる。
「状態 : インストールの保留中」 のパッケージ分だけ繰り返し、最後にコマンド プロンプトを閉じる。
「オプションの選択」 画面になるので [続行] をクリック。
Windows ロゴが表示され、その下にクルクルが表示される。
しばらく待たされるのですごく心配になる。
画面が真っ暗になる。 (さらに心配になる)
クルクルのマウス ポインターが表示され、安心する。
ブルーの背景になる。 (またしても心配になる)
「更新プログラムを構成しています」 が表示され、安心する。
なかなか待たされる。
「再起動しています」 との表示だが、なかなか再起動してくれない。
再び 「更新プログラムを構成しています」 になる。
しばらく待って 100% の表示になる。
ログオン画面が表示される。
めでたく復旧。
原因
今月は 「累積更新プログラム」 と同じ KB 番号の 「差分更新プログラム」 というものもなぜか配信されてきてしまい、両方の更新プログラムを適用してしまった PC がこの症状に陥るとの事。具体的には、
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows Server 2016 の累積更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の累積更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム (KB4041676)
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム (KB4041676)
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows Server 2016 の差分更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の差分更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1607 の差分更新プログラム (KB4041691)
- 2017-10 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1703 の差分更新プログラム (KB4041676)
- 2017-10 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1703 の差分更新プログラム (KB4041676)
すでに累積更新プログラムはマイクロソフトによって 「期限切れ」 とされているため、WSUS の同期を行えば配信が停止される。